北大路欣也さんについて見ていきます。
目次
北大路欣也の父親は?市川右太衛門?
東映の二世スターということで、右太衛門さんを父親に持つ北大路欣也さんは「東映城のプリンス」と呼ばれていました。
父親の市川右太衛門さんは、晩年、老人ホームにて独居していました。
北大路欣也さんの出身や学歴は?早稲田大学第二文学部?
京都市立紫竹小学校を卒業しました。その後、同志社香里中学校へ入学し、暁星中学校へと編入しています。
編入先の暁星高等学校を卒業したのちは、早稲田大学第二文学部へと進み、演劇を専修して卒業。学位は文学士を所持しています。
なかなかの高学歴ではないでしょうか。
北大路欣也の若い頃は?若い頃から大活躍?エピソードは?
特に話題となったのが「仁義なき戦い」シリーズの第2作目、「仁義なき戦い 広島死闘篇」の山中正治役で、このキャラクターによって北大路欣也さんは一躍有名になりました。
元々は、千葉真一さんが演じた大友勝利役でキャスティングされていましたが、北大路さんはこの山中役を監督の深作欣二さんに直訴までして勝ち取り、千葉さんと北大路欣也さんの役柄が入れ替わったという逸話が残されています。
最初に大友オファーされていた大友勝利は仁義も無視する暴れん坊で、北大路欣也さんのイメージとは少しかけ離れていました。一方、当初、千葉真一さんが演じる予定だった山中正治は特攻隊の生き残りでピストルを「俺のゼロ戦よ」と呼ぶくらいの一匹狼の殺し屋という設定でした。
役柄が入れ替わったことにより、北大路欣也さんも千葉真一さんもそれぞれのキャラクターを思いっきり演じ切り、映画ファンに語り継がれるキャラクターとして今も人気があります。
また、若い頃の北大路欣也さんは大河ドラマでも大活躍していました。仁義なき戦いから遡ること数年、25歳の時、「竜馬がゆく」にて主演を果たします。
坂本竜馬と言えば、幕末の志士であり、日本人に馴染み深い歴史上の人物でもあります。それを若干25歳で演じ切った北大路欣也さんは、映画の世界だけではなくテレビの世界でも成功を収めます。
この時の評判がすこぶる良かったのでしょう。それからも大河ドラマには欠かせない常連として、たとえば渡辺謙さん主演の「独眼竜正宗」や和泉元彌さん主演の「北条時宗」等に無くてはならない役柄で出演を果たしています。
現在のところ北大路欣也さんは大河ドラマには9本の作品に出演しているのですが、今後もこの記録は伸び続けてゆくに違いありません。
それにしても、映画産業が盛んであった時代に東映の御大と呼ばれた市川右太衛門さんの息子として、同じ映画界へデビューするのはかなりのプレッシャーがあったことでしょう。
北大路欣也は兄弟とは不仲?
出典:ウェブザテレビジョン
父親である市川右太衛門さんが亡くなった際にも、北大路欣也さんが主催したお別れ会には兄弟は出席せず、逆に兄弟たちが主催した市川右太衛門を偲ぶ会には、今度は北大路欣也さん夫妻の姿はありませんでした。
これにはいわゆる「姥捨て」という噂が流れ、北大路欣也さんと兄弟の間で亀裂が生じたようです。父親の市川右太衛門さんが往年の銀幕スターだっただけに、このスキャンダルは当時ワイドショーなどでも報道されました。
結婚相手は?6歳年下の一般女性?子供がいる?息子の噂は?
交際期間が長かったのも特徴です。なんとその年数は13年と言います。
北大路欣也さんの心がいかに一途であったかを物語っています。
息子さんについても色々と噂は飛び交っていますが、どうやらお二人の間に子供はいないらしいです。
ちなみに奥様は北大路欣也さんのことを「欣也さま」と呼んでいるらしく、お二人の仲睦まじさがうかがわれます。
まとめ
北大路欣也さんの近年の活躍も見逃せません。
故・藤田まことさんの当たり役だった「剣客商売」の秋山小兵衛役を藤田さんから譲り受ける形で好演し、現在も単発スペシャルとして時代劇俳優の貫禄を見せてくれています。
平成27年には、秋の勲章で旭日小綬章を受章し、名実ともに超一流の俳優の仲間入りを果たしました。これからの北大路欣也さんの活躍にも期待したいところです。