日本を代表するアニメーション監督の1人である押井守さんの劇場初監督作品としても知られています。宇宙人のラムと人間のあたるが繰り広げる、ハチャメチャラブコメディです。
突然現れた宇宙人のエル。あたるの婚約者だと主張する彼女と、絶対にあたるを渡さないと頑張るラム。2人の女性が1人の男性を取り合いするという、前代未聞の壮大なラブストーリーです。
ここでは、「うる星やつらオンリー・ユー」のネタバレや結末を含む紹介をしていきます。
目次
映画「うる星やつらオンリー・ユー」の簡単なあらすじ
- ある日。あたるとエルという女性の結婚式への招待状が配られます。ですが、あたるには全く身に覚えがない事でした。
- ですが、あたるは幼い頃にエルと影踏みをして勝っていたのです。そのため、婚約か成立していたのでした。
- エルが美人と知るや否やあたるは婚約を了承してしまいます。
- ラムは、エルより先にあたると結婚式を挙げようと宇宙へと飛び立ちます。ですが、スパイとして宇宙船に潜り込んでいたロゼがあたるを連れ去ってしまいました。
- ラムはあたるを奪還するためにその後を追うのでしたが、失敗に終わってしまいます。
映画「うる星やつらオンリー・ユー」の結末は?ネタバレも含む
あたるは婚約は破棄すると宣言?ラムと仲間たちが乱入?
エルの本性を知ったあたるは、婚約は破棄すると宣言。牢屋に入れられたあたるは、改めてラムの愛を感じるのでした。
そして、ラムは仲間達と共にあたるを奪還するために行動。結婚式での誓いのキスをする前に、なんとか乱入する事ができました。
ラム・あたる・エルは過去へワープ
あたるはラムを抱き締め、脱出しようとしました。ですが、アクシデントによりラムやあたる、そしてエルは過去へとワープします。
エルはあたるとの結婚をやめる
幼いあたるが実は影を踏んでいない事が判明。
エルは、あたるとの結婚をやめるのでした。ラムとあたるの結婚式が開かれる事になりました。
ですが、あたるは急に嫌だと叫び逃走。いつもの鬼ごっこが繰り広げられるのでした。
映画「うる星やつらオンリー・ユー」の見どころ
ラムやあたる、そして仲間達が繰り広げているドタバタ劇は観ている方も楽しい気持ちにさせます。こんな個性豊かな面々に囲まれていたなら、きっと毎日が楽しいだろうなと感じさせます。
そして、その楽しさが一転する宇宙での迫力ある戦闘シーンは、手に汗握るものがありました。
前半にコメディ要素をたっぷりと含ませていて、後半に向かいシリアスさが増していくため観ている方の気持ちも自然に盛り上がっていきます。
コメディとシリアスが、1つの作品で見事に融合していて、この作品はまさに極上のエンターテイメント性が溢れていると言えます。
映画「うる星やつらオンリー・ユー」の感想は?
子供の頃にした何気ない遊びか、こんな事態を引き起こすなんて思ってもいませんでした。微笑ましい子供の約束が、宇宙を股にかける略奪結婚に発展するなんて。
映画という短い時間の中で、あれだけのキャラが立っているのが本当にすごいと思いました。
メインのラムやあたる、そしてあたるを婚約者だというエルはもちろんですが、テレビシリーズでもさほど出番が多くはないキャラクターもたくさん出ていて、本当に面白かったです。
そして、なんだかんだいってもあたるがラムの事をちゃんと想っている事がわかりウルッときましたよ。
映画「うる星やつらオンリー・ユー」で印象に残ったセリフやシーンは?
印象に残ったシーン
印象的だったのは、ラムが小型の宇宙船で追いかけていくシーンです。
撃退され壊れる小型宇宙船を見た時のあたるは、やっぱりラムが好きなのだと思いました。そして、カプセルで無事にラムが脱出するとホッとしていて、言葉にはしない優しさを感じました。
印象に残ったセリフ
印象に残ったセリフは、最後のあたるの「嫌だ」です。
全てが終わり、ラムとの結婚式でのこの発言は本来なら許されないものです。互いに好きなのにと、呆れもします。
ですが、最後にはやっぱりクスッと笑ってしまう。本当に、あたるというのは不思議な魅力を持っていると思いました。
ラムが、なぜあたるを好きなのかわかりました。
映画「うる星やつらオンリー・ユー」を見た人の感想や評価評判口コミは?
出典:https://filmarks.com/movies/26651
この映画を観た人の口コミの、大多数は「面白かった」というものでした。口コミを以下一部抜粋してます。
マイナス評価とプラス評価の声をそれぞれ1つづつ。
マイナス評価の感想・声
「面白かったけれど、必要ないシーンなんかもあり退屈な時もありました」
映画の演出として、様々なシーンを織り混ぜた反面、ストーリーがなかなか進まずイライラした人もいるようです。
プラス評価の感想・声
「小さい時の約束を胸に秘めてきたエル。ずっとあたるの事が好きなラム。2人の女性に愛されているあたるが羨ましい」
まとめ
今や、宇宙人のヒロインや様々な個性的キャラクターがたくさん出てくる作品というのは当たり前になってきましたが、80年代ではとても新鮮でした。
この作品は、まさにSFラブコメの元祖とも言える作品です。劇場版ならではの壮大なストーリーと、緻密な演出が楽しめますね。