「天空の城ラピュタ」の公開日は、1986年8月2日ですが、本作が大衆に受け止められるのは公開してから3年かかりました。今ではジブリの定番でもありますよね。
アイルランドやスコットランドの民謡をベースにフルオーケストラによる音楽も使用していて物語は幅広い年齢層に支持されています。
プロデューサーは高畑勲、音楽は久石譲。金田伊功・近藤勝也・名倉靖博らが原画として参加していますよ。
目次
映画「天空の城ラピュタ」の簡単なあらすじ
- 飛行船が夜空を飛び、海賊のドーラ一家は飛行石を求めます。飛行石を見つけたドーラは少女を追いかけ、少女は手がすべって真っ逆さまに地上へと降りていきます。
- 飛行石は光を放ち少女をゆっくりと包み込みます。少年パズーは空から女の子が降りてくるのを見て彼女を抱きかかえます。
- 翌朝、シータはパズーに助けられたことを知ります。ドーラ一家がシータを追って来ました。2人を助けたのは、飛行石で光を放ち鉱山の地下深く廃抗までゆっくりと降りて行きます。
- 2人はポムじいさんに出会い、石が騒ぐ時はラピュタが上に来ている時だという話を教えてもらいます。
- 軍に2人は囚われそれぞれ幽閉されてしまいます。軍の特務機関の大佐ムスカは、パズーの釈放を引き換えにシータはパズーと別れました。
- パズーを今度はドーラ一家が待っていました。パズーはシータを助けるためにドーラ一家とシータが囚われている軍の施設へ行きます。
- ムスカはシータにラピュタの封印を解く鍵を君は知っているはずだと迫りますが、シータはわからないと答えますが、子供の頃祖母におまじないを教わった言葉を思い出します。
- 我を助けよ、光よ蘇れという意味のおまじないをつぶやくと飛行石が光りだします。飛行石は空を光りさしました。ムスカはこれがラピュタへの道筋だと確信し飛行石を奪おうとします。
- 火に包まれた軍の要塞にドーラとパズー達が到着しシータを助け出すことに成功しました。しかし、飛行石はムスカに奪われてしまいます。2人を連れてドーラは光が差した方角をめざします。
- 軍の飛行船が姿を現し、2人の乗ったグライダーはドーラ達の海賊船から切り離されます。
- 2人の目の前に広がったのは天空の城ラピュタでした。同時に軍も到着しており、ドーラ達は捕まりました。
- ムスカにシータが捕まりパズーはシータを助けるようとします。続く・・。
映画「天空の城ラピュタ」の結末とネタバレは?
ムスカに捕まったシータはラピュタ内部へと連れて行かれますが、シータはムスカから飛行石を奪いそこから逃げ出しました。助けるためにやってきたパズーに海に捨ててと言います。
滅びの言葉バルスを叫ぶ&ラピュタの城は崩れる?
ネタバレになりますが、追ってきたムスカはシータの命を引き換えに飛行石をもってこいとパズーを脅します。2人は滅びの言葉バルスと叫びました。
するとラピュタの城は崩れ、大きな根に囲われた巨大な飛行石と木だけが空高く登って行きました。
パズーとシータを心配するドーラ一家、そこへグライダーが見えました。再会を喜ぶ2人とドーラ一家、ドーラ一家はお宝はたいして獲得できなかったといいつつ両手にたくさんの金や宝石を持っていました。
その後パズーとシータはグライダーに乗ってドーラ一家と別れ、シータの故郷ゴンドラへむかいました。
映画「天空の城ラピュタ」の見どころ・ここが良かった!
シータの飛行石のペンダントが光って、ゆっくりと降りてくるところは、不思議な感じがします。
飛行石を巡って、奪い合いパズーがシータを助けに行くところが見どころです。天空の城のラピュタが目の前に現れる、非日常的な世界観も音楽とともに感動するところです。
映画「天空の城ラピュタ」の印象に残ったセリフやシーン
滅びの呪文「バルス」と2人が手と手を握って言うセリフが印象に残っています。光る飛行石とラピュタの城の存在が心に残ります。
映画を観終わった後も光る飛行石と滅びの呪文「バルス」は頭に残る事でしょう。
映画「天空の城ラピュタ」の総合評価&感想は?
出典:https://www.ghibli.jp/works/laputa/
シータとパズーの一生懸命な姿と飛行石の奪い合いに見入ってしまう
エンディング曲の君をのせてを聴くとラピュタの映像が浮かび、シータとパズーの一生懸命な姿と飛行石の奪い合いに見入ります。
ファンタジーな宮崎駿監督の世界観が好きです。壮大な映像と宇宙はこんな感じなのかと思わせる映像がワクワクしてしまいます。これから、どうなるのだろうと言うストーリーが目が話せません。
シータが捕まってしまったり、パズーと別れてしまうなど、最後は2人で飛行石を握って呪文を唱えるシーンなど見どころがいっぱいあります。飛行石のペンダントでシータが降りてくるシーンの入り方は、見入ります。
ラピュタの城がどこかにあるのかなと思わせる面白い発想
ラピュタの城がどこかにあるのかなと思わせる面白い発想は、とても印象に残り宇宙のどこかにこういう城があるかもしれないと夢中になります。
飛行石はとても不思議な存在で体が宙に浮いたらいいなと子供心に思っていたことを、思い出させてくれ映像の世界で実現させてくれました。
子供から大人まで楽しめる
映画「天空の城ラピュタ」には子供から大人まで楽しめる、夢と空想が広がった大きな世界観が広がっています。
この映画は、とても好きな映画でリピートして見れます。毎回、夢の世界に連れていってくれて飽きません。
こんな世界があるかもしれないと言った期待とワクワクが詰まっています。ストーリーもハラハラ、ドキドキすることもあり、音楽も映像とよく合っていて印象に残る作品です。
映画「天空の城ラピュタ」の登場人物・キャスト
- パズー:田中真弓
- シータ:横沢啓子
- ドーラ:初井言榮
- ムスカ:寺田農
- モウロ将軍:永井一郎
- ポムじいさん:常田富士男
- シャルル:神山卓三
- ルイ:安原義人
- アンリ:亀山助清
- ハラ・モトロ:槐柳二
- 親方:糸博
- おかみさん:鷲尾真知子
映画「天空の城ラピュタ」のスタッフ
- 原作・脚本・監督:宮崎駿
- プロデューサー:高畑勲
- 作画監督:丹内司
- 原画頭:金田伊功
- 美術:野崎俊郎、山本二三
- 色指定:保田道世
- 音響監督:斯波重治
- 音楽:久石譲
- 主題歌「君をのせて」歌:井上あずみ
- イメージソング「もしも空を飛べたら」歌:小幡洋子
- アニメーション制作:スタジオジブリ
まとめ
ファンタジーの世界観が広がっている作品で、壮大な映像と音楽で心に残る映画となっています。結末の音楽もいいです。
いくら見ても面白く、宇宙への世界への空想がすばらしいと思います。飛行石から始まるストーリーも興味を持ちますよ。
ゆっくりと降りてくるシータに注目です。パズーとシータの奮闘ぶりも見どころです。まだ見てない人も、すでに見た人も何回でも見れるジブリの名作でしょう!