スティーブ・マックイーン主演の1958年公開映画『マックイーンの絶対の危機』のリメイク作品になっています。
その現代的なリメイクとひねった設定などが受け、高評価な感想が相次ぎその中には原作を超えたという評価もありました。
目次
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」の簡単なあらすじ
- 映画の舞台はとある田舎街。宇宙からやってきた隕石に興味を示したホームレスの男性がその隕石に付着していたスライム状の生命体に襲われる。
- その様子をみていた不良少年のブライアンは友人だったホームレスの男性が襲われたことを知り、彼を病院に運ぶ。その場に居合わせた優等生のメグとポールも病院まで同行することとなる。
- 病院に担ぎ込まれたホームレスの男性はそのまま死んでしまい、スライムも脱走をする。
- 徐々に巨大化していったスライムは病院内でポールすらも襲撃、惨殺してしまう。その光景を見たメグはショックを受ける。
- 大人たちは不良のブライアンが殺したと思い込み逮捕するが、メグは彼がやったのではないと証言したことで釈放される。
- ブライアンはメグに辟易して、俺を巻き込むなと拒絶するが彼の行きつけのダイナーのコックがスライム状に怪物に襲撃されてる様子をみて驚く。
- 隕石とともにやってきたのは食人スライムで、人を食うことに巨大化していく存在だったのだ。
- そんな中、米軍から贈られた科学者と軍人たちが田舎街にやってくるのだが…。
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」のネタバレは?結末は?
- 軍人たちはブライアンと遭遇。そこで科学者の老人に宇宙からきているのはかつて古代の恐竜を滅ぼした宇宙生物と同じだと説明を受ける。
- しかし、ブライアンたちは軍人たちの会話を聞くとこれは宇宙生物ではなく米軍が打ち上げた生物兵器だったということがわかる。
- ブライアンたちは軍人を振り切ると、脱走。そのころ、町では大虐殺が起きていた。
- メグは弟が映画館にいるとわかると救出に向かう。
- 何とか弟を救出するものの、怪物は海の波のように押し寄せてきた。メグの弟とともにいた少年は怪物の犠牲になった。
- 科学者は殺され、軍人も壊滅となった。生き残った住民は教会に避難する。ブライアンもケガをする。
- しかし、メグは立ち上がりスライム怪獣ブロブの弱点が低温とわかると消防車を横転させ爆破させることでブロブの侵攻を食い止めるのだった。
- 数日後、街にいた牧師は南アフリカで説教をしていた。その手にはスライムの入った小瓶があった。
結末は宇宙怪獣と思っていたスライムの正体は米軍の開発した生物兵器
なんと本作の結末は宇宙怪獣と思っていたスライムの正体は米軍の開発した生物兵器だったというオチがつきます。
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」の見どころは?
①誰が死ぬかわからないハラハラさ
この手の映画ではおそらく生き残るであろう子供も女も善人にすらも容赦はありません。全員スライムに食われます。グロいです。
とかくと殺伐な内容を想像されるとおもいますがそのノリは重々しくなく逆にその軽さが恐ろしさを際立たせています。
またこの手の映画にありがちな有能な科学者・兵士・政治家といったヒーローはでてきません。
そこがまた恐ろしく感じますね。
②アナログ特撮のすごさが際立っている
本作が制作された1980年代はまだまだアナログ特撮が生きていました。
そんな中、「本物」のスライムを大量に使用した本作はまるでスライムが生きているようにみえます。
特殊メイクも非常に生々しく今の時代に失われたものをふんだんに楽しむことができますよ。
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」の感想は?グロい?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=Af_QVY9LCU0
今の時代ではCGなどで片付きそうな特撮も本物を使用することですさまじいインパクトをみせつけています。
もうこういった映画はある意味ではできないかもしれませんね。
本作の脚本を書いているのはのちに「ミスト」の監督を務めるフランク・ダラボンです。
CGではなく、特撮の映画を見れた事にインパクトを感じました。ストーリーよりも映像に惹かれましたよ。
グロさもあるのでグロいのが好きな人にウケそう?
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」は全体的にグロさがあります。
グロいのが好きな人にはかなりおすすめ。逆に苦手な人はちょっと引いてしまう場面もあるかも・・。
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」で印象に残ったセリフは?
牧師の男性は来るべき終末に備えスライムを保管していました。
それは果たしていいことなのか、悪いことなのか。誰にもわかりません。
キリスト教の一部には神様がさばきを与えて正しい信仰心をもっているものとそうではないものをわけて裁くために世界の終焉を引き起こすと考えているものも多くいます。おそらくこの神父はそういう人間だったのかもしれません。
この神父役の男性の顔付きは非常に怖く、実はこの神父こそ宇宙人なのではないかとある意味おもえてきてしまうような怖さがあります。
そういった細かいところも本作の魅力って見ていて思いましたよ。
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」の総合評価
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」を見た人の感想や評価評判など口コミは?グロいけど面白いが多数?
やっぱり防護服着た連中は信用できない、ということで『ブロブ宇宙からの不明物体』を見た。グロいけど清く正しい怪獣映画。主要キャラの日常を追ってから非日常へ。トレマーズとかこれとか、田舎町を舞台にした怪獣映画は実にうまくまとまっている。ネタバレですが、こいつは宇宙から来てません! pic.twitter.com/OKV0VnSy4J
— 馬場卓也@ロッVドラ4作家 (@takuyaz) January 16, 2020
ブロブ 宇宙からの不明物体 TSUTAYAの発掘良品に並んでましたね。凄いオススメだけどすんごいグロい🤔#100分前後で面白い映画 pic.twitter.com/WdZPCeXLwg
— 蒼し (@aoshi96) May 11, 2018
1988 🇺🇸 「ブロブ」
宇宙からの不明物体っていう副題付き面白いよって教えてもらって観たら本当に面白かった。
悪事も正義も🇺🇸万歳って。
こんなメッセージを含ませる事が出来た時代の作品は感慨深い😌グロいけど pic.twitter.com/8OLRnV56Lo
— Fufis (@Fufis4) May 20, 2017
発掘良品でレンタルした「ブロブ 宇宙からの不明物体」見たー!これは良作!伏線もしっかり回収するし主人公の物語も軸があるしおもしろかったー!ちょいグロいけど隠れた名作を見た気分。
— 唯野シロト (@ShirotoTadano) December 24, 2015
【見た人の感想・評価まとめ】面白いけどグロい?
実際に見た人の感想や声を確認するとつまらない!の声は少なくほとんどが面白い!うまくまとまっている!とのプラス評価。
しかし、ちょっとグロいとの声も・・。
映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」を見るのがおすすめな人
- ホラー映画初心者の人
- 普段とは違う映画がみたいけど、娯楽映画がみたいって人
- 特撮が見たい人
まとめ
本作は非常に怖い映画ですが、後を引く怖さではありません。
ほどよい恐怖に皆さんおびえてください。グロさもおすすめ。