これまで、数多くの話題作に出演してきた矢本悠馬さん。童顔な顔立ちと小柄な体型から、学生役のイメージが強いという人もいるでしょう。ですが、矢本悠馬さんが演じてきたのはもっと他にもたくさんあります。知らないのはもったいない。
そこで、矢本悠馬さんがこれまで出演したなかでおすすめの出演映画とおすすめの出演ドラマを3選ずつ紹介します。
これまで矢本悠馬さんを知らなかったという人は、これをきっかけにその演技の魅力を体感してはいかがでしょうか。
目次
矢本悠馬のおすすめの出演映画3選!
子役デビューした日から、矢本悠馬さんはこれまで数多くの映画に出演してきました。シリアスからコメディまで、幅広いジャンルを楽しむ事ができます。
1.「ぼくんち」(2003年)
矢本悠馬さんの俳優としての原点を知りたい人には、「ぼくんち」がおすすめです。
貧しいながらも、明るくたくましく生きる家族の生活が優しいタッチで描かれています。
身勝手な母親に振り回される幼い兄弟と、そこにやってくる年の離れた姉。
やがて明かされる姉の秘密。一見すると重たいテーマですが、どこか明るさを感じさせます。
小学校6年生だった矢本悠馬さんは、このオーディションで兄・一太役を獲得。子役デビューを果たしました。
しかし、当時の矢本悠馬さんは俳優への興味はなかったようです。不機嫌なままオーディションを受けた事が、逆に功を奏したようです。
まだ演技自体はぎこちないですが、後に若きバイプレーヤーと呼ばれる片鱗を感じる事ができます。
2.「ポンチョに夜明けの風はらませて」(2017年)
ポンチョに夜明けの風はらませて/DVD/DSTD-20075
青春映画が好きな人にピッタリな1作です。ロード厶ービー的な作品で、青春のやるせなさを思い出すような展開となっています。
将来に希望が持てず、ダラダラとした日々を過ごす3人の男子高校生。車で海を目指すなか、様々な人と出会い様々な経験を繰り返していきます。
いつもとは違う非日常の生活が、彼らに青春の楽しさを与えてくれたのです。矢本悠馬さんが演じるジャンボは、実家のとんかつ屋を継ぐ事を決めた少年です。優しくて明るい性格が、矢本悠馬さん本人と重なるようです。
この作品の魅力は、メインキャラクター3人のナチュラルさです。ハイテンションなノリで旅を楽しむ様子は、まるでドキュメンタリーを見ているようです。
3.「破戒」(2022年)
文学作品が好きな人には、この作品がおすすめです。島崎藤村の名作を映像化したもので、許されない愛に苦悩する心理が切なく描かれています。
遠く離れた地で小学校教諭をしている、被差別部落出身の瀬川丑松。心を閉ざしていた彼は、やがて士族出身の女性・志保に淡い恋心を抱くようになります。
しかし、その想いは許されないものでした。そして、丑松は差別とも向き合うようになっていくのです。矢本悠馬さんが演じる土屋銀之助は、主人公を精神的に支えるという重要な役どころです。丑松の出自を知って尚、その友情は変わる事がありませんでした。
矢本悠馬さんの迫真の演技が観ている人の心を鷲掴みにします。
矢本悠馬のおすすめの出演ドラマ3選
矢本悠馬さんは、映画だけではなくドラマにも多数出演しています。
時にユーモラスに、そして個性的な矢本悠馬さんの演技はドラマそのものを盛り上げてくれます。
1.「半分、青い。」(2018年)
多くの人が矢本悠馬さんの事を知ったきっかけになった作品ではないでしょうか。左耳の聴力を失いながらも、明るく前向きに生きるヒロイン・鈴愛の成長物語です。
トレンディドラマの要素を感じさせる設定など、これまでにない朝ドラとして若い世代からの人気も集まりました。
矢本悠馬さんが演じたのは、鈴愛の幼馴染み西園寺龍之介です。
ブッチャーの愛称で親しまれ、周囲をいつも明るくしてくれるそのキャラクターは、矢本悠馬さんの人柄がそのまま投影されているようです。
2.「仰げば尊し」(2016年)
学園ドラマが好きなという人には、この作品がいいのではないでしょうか。
寺尾聰さん主演のこのドラマは、非常勤講師となった元サックスプレイヤーと弱小吹奏楽部の生徒達との心の交流が描かれています。衝突や葛藤を繰り返しながら、音楽の甲子園を目指す姿は胸が熱くなります。
矢本悠馬さんが演じるホルン担当の古庄芳喜は、独特のマッシュルームカットが印象的です。
驚く事に、演奏シーンは吹き替えなしに行われたそうです。
金管楽器のなかでも、特に難しいと言われているホルン。矢本悠馬さんも、かなり苦労したのではないでしょうか。
3.「舟を編む〜私、辞書つくります〜」(2024年)
お仕事ドラマが好きという人にピッタリなのが、この作品です。
新人社員・岸辺みどりの視点から、辞書作りの難しさや楽しさが描かれています。みどりが異動となった辞書編集部は、とにかく癖が強いキャラクターの目白押し。
そして、何よりも辞書作りにかける情熱がすごいです。人間関係の面白さも、この作品の魅力です。
矢本悠馬さん演じる宮本慎一郎は、みどりと一緒に究極の紙を作るために奔走します。
やがて、みどりに対してほのかな恋心を抱くようになる宮本。穏やかで、全てを包み込むような宮本の姿にキュンとする女性も大勢いました。
宮本は、これまでに矢本悠馬さんが演じていた役柄とはどこか違う大人っぽい雰囲気が漂います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
矢本悠馬さんは、これまで様々な役を演じてきました。どの役も、どこか温かみが感じられるものばかりで心がほっこりします。
矢本悠馬さんが、どれほど引き出しが多い俳優なのかはこれらの作品を観れば一目瞭然です。