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映画「マーズ・アタック!」のネタバレは?感想は?結末は?見どころは?口コミは?

映画「マーズ・アタック!」
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1996年12月13日公開「マーズ・アタック」。監督はティム・バートン。

鬼才ティム・バートンによる侵略SFということで社会的に高い人気と知名度を集めた本作。
そのあまりにもブラックすぎる内容から、批評家からは賛否が分かれてしまいました。

しかし、その内容にはいまだにカルト的ファンが多くいます。

太郎
太郎

元々はアメリカのカードゲームであったらしく、カードゲームの方もなかなかブラックで、同シリーズの恐竜による現代社会への侵略「ダイナソー・アタック」も映画化される予定でしたが、この映画の失敗で打ち切りになりました。

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映画「マーズ・アタック!」の簡単なあらすじ

本作のあらすじは以下のようになっています。
  • 20世紀末。火星人たちの支配者は「地球は美しい、わが物にするべきだ」と提案。船団を派遣し、地球に押し寄せます。
  • やがて、地球では突然牛の群れが何者かに火をつけられたりするなどの騒ぎが起きますが、当然これは火星人たちがおこした悪事だったのです。
  • なんとこの火星人たちは質の悪いことにお遊び半分で地球を侵略しようとしてたのでした。
    火星人の派遣した船団は地球を囲みました。
  • その様子をみていたアメリカ合衆国の大統領であったデイルは宇宙人たちとコミュニケーションを図ろうとします。
  • 大統領はこわもての顔をしていましたが、頼りない性格をしており、妻と娘にがみがみがなられながら生きていました。
  • その様子はマスコミを通じて報道され、ホワイトハウス内外で宇宙人の和睦を歓迎する派閥と警戒して「すぐに殺すべきだ」という武断派で二分されてしまいました。
  • 歓迎派の代表はワシントンお抱えの科学者でハンサムなプレイボーイのケスラー教授で、武断派のデッカー将軍と対立していました。またこのケスラー教授は大統領広報官のガールフレンドを口説くなど非常に性的にだらしないダメ人間だったのでした。
  • しかし、そんなケスラー教授に押されてしまった日和見主義者のデイル大統領は和睦することにしました。しかし、これは大きな間違いの第一歩にすぎなかったのです。
  • そのころ、気弱な青年であったリッチーは兄が軍のテストに合格し、採用されたというニュースが舞い込んできました。リッチーとは正反対で粗暴で傲慢な性格をした兄と家族が大嫌いだった彼は、ボケてしまった祖母とともにうっとうしそうに兄を見送ります。
  • また、ラスベガスでは宇宙人歓迎ムードが高まり野心的な大富豪のランドは火星人人気に絡めたビジネスを模索、ランドの妻バーバラは宇宙人歓迎セミナーなる怪しいセミナーに参加、ランドの部下であった黒人ボクサーのバイロンは息子に会えることを模索するなど、勝手な日常をそれぞれが歩んでいました。
  • しかし、それも崩れ去っていこうとしていたのでした。

映画「マーズ・アタック!」のネタバレ・結末は?

これ以降、ネタバレを多く含んでおります。ご注意くださいませ。

火星人とアメリカ政府の会談?火星人の地球制圧計画はスタート

火星人とアメリカ政府の会談はスタートしました。
火星人側を歓迎すべく、大統領たちは閣僚を並べながら握手しようとします。

そして、ある平和団体の女性が鳩を解き放ちました。鳩をみた火星人は攻撃を開始、そこにいたすべての人々を虐殺し始めました。

大統領は急いで退避。

これがきっかけで火星人の地球制圧計画はスタートしました。

巨大なロボット兵器やすべてを灰に変える光線銃を武器に、各国に侵略を開始し虐殺を繰り返していく宇宙人たち。

軍人として派遣されていたリッチーの兄も、応戦しようとしますが相手にならない火星人を前に逃走しようとしたところを間抜けに殺されてしまいました。

ケスラー教授はバラバラに?アナウンサーは犬人間に?

ケスラー教授もアナウンサーとともに宇宙人につかまり、五体をバラバラにされても生きている装置を植え付けられたり、アナウンサーは犬と融合した犬人間に変えられるなどもう悪ふざけとしか思えないような改造をさせられていました。

火星人はやりたい放題?核攻撃も効果なし?大統領も惨殺される?

火星人はアッラーへの祈りをささげるイスラム教徒を虐殺したり、インドのタージマハルを破壊したあと集合写真をとったり、モアイ像をボウリングのピンにみたててストライクをとって破壊したり、さらにはモニターで「ゴジラvsビオランテ」をみたりと遊び半分の侵略を開始。

人類はなすすべなく殺されていきました。

アメリカもその対象で、大富豪のランドが経営するカジノがあるラスベガスも攻撃を受けます。

ランドは宇宙人に殺され、バーバラも心神喪失状態になりました。
ボクサーのバイロンは他の客を救うためにその剛腕とともに宇宙人をなぎ倒していきました。

デイル大統領は核攻撃を決意、しかし火星人の本艦にダメージを受けるどころか核攻撃のエネルギーを吸い込むと、まるでふざけたような真似をして火星人たちはげらげらと笑い転げる始末でした。

やがて、ホワイトハウスもとうとう襲撃されました。
大統領は惨殺され、将軍も殺されました。
大統領の妻は落下するシャンデリアの下敷きになり死亡しました。

もはや人類は敗北寸前…。

しかし、起死回生のチャンスがきました。

老人ホームでヨーデルが火星人を爆破?

祖母思いであったリッチーは老人ホームが火星人の襲撃を受けていると聞き、祖母を助けにいきます。

老人ホームは死屍累々で、もう少しで祖母が殺される…となった時でした。

祖母が聞いていたヨーデルが老人ホームに鳴り響きました。すると火星人たちは悶え苦しみながら脳みそを爆破させ死んでいきました。

なんと、ヨーデルが火星人たちの弱点だったのでした。
すると世界中でヨーデルが鳴り響き、火星人たちは続々と倒れていきました。
人工衛星を使い、火星人の本艦にヨーデルを流すと、火星人のリーダーたちも苦しみ悶えながら死んでいきました。

そこで、ケスラー教授は自身の最期を悟り、犬人間に変えられた女性ジャーナリストとキスをして最期を迎えるのでした。

やがて、すべては終わりました。

リッチーは大統領の娘から勲章をもらう

弱点をみつけたリッチーは大統領の娘から勲章をもらい、彼女と少し仲良くなります。
そのわきには祖母が退屈そうにみていたのでした。

客を救うために戦っていたバイロンは生き残り、家族の元へと帰っていきました。

避難していたバーバラは歌手のトム・ジョーンズとともに生存。
トム・ジョーンズは自身の十八番である「よくあることさ」を歌い続けました。

結末

なんと本作の結末はまさかヨーデルで火星人が撃破されるという衝撃的なオチでした。
この結末には賛否が分かれるかもしれません。

 

太郎
太郎

しかし、コメディなのでこれはこれでありだと個人的には思います。

映画「マーズ・アタック!」の見どころ

太郎
太郎

本作映画「マーズ・アタック!」の見どころを紹介します。

豪華キャスト

豪華キャストに尽きると思います。

まずアメリカ大統領とカジノ王ランドを演じるのは「バットマン」でジョーカーを演じたジャック・ニコルソンでした。
ジョーカーは火星人同様悪ふざけで破壊と虐殺を楽しむ悪役でしたが、今回は殺される側を演じていました。
そして、そんなジャック・ニコルソンの妻を演じるのは「危険な情事」などで悪女役を演じていたグレン・クローズ。
多くの人を恐怖に包む彼女が、今回は恐怖に狂わされるという役でした。
また、火星人そっちのけでギャンブルにはまるギャンブラー役を「バットマンリターンズ」でペンギンを演じたダニー・デビートが演じていたのです。

さらに、色男のケスラー教授はこの当時のジェームズ・ボンド役で有名だったピアース・ブロスナンが演じていました。

太郎
太郎

このようにかなり豪華なキャスト。それが無駄に殺されていくのですから、すごい映画だと思います。

情け容赦なく一方的に虐殺されていく人類の情けなさ

もう一つの見どころをあげるとすれば、情け容赦なく一方的に虐殺されていく人類の情けなさにあるでしょう。

この当時、ローランド・エメリッヒの「インデペンデンスデイ」がありましたが本作はそれに対するあてつけのようにみえます。

太郎
太郎

「人類は宇宙人が来ても一体となって戦うことなんてできないんだよ」というバートンの人間に対するあきらめ、それが本作では常時でています。

映画「マーズ・アタック!」の感想は?

映画「マーズ・アタック!」の感想ですが、多くのパロディシーンがあり個人的には楽しめましたが侵略者に対抗する地球人を期待すると大いに肩透かしを食らうかもしれません。

とはいえ、本作はそもそも侵略SFをパロディにした映画ではあるのでその試みは成功しているといえるでしょう。

映画「マーズ・アタック!」で印象に残ったセリフやシーンは?

「ボクタチ、トモダチ」

これは火星人がスピーカーを通じて発信する言葉です。この言葉に騙された人間の多くが殺されていきます。

もしも日本が侵略されれば、無抵抗でいようという無責任な人がいますが実際はこのように殺されていくのです。

映画「マーズ・アタック!」を見た人の感想や評価評判口コミは?

映画「マーズ・アタック!」

出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/52312/

それでは本作の口コミはどのようになっているのでしょうか?
実際に見た人の感想や声を紹介しています。

ポジティブな感想

ネガティブな感想

まとめ

本作の火星人は一言でいえばジョーカーそのものです。
破壊と殺戮、そしてそれに乗じる混沌を楽しみ人類社会を乱していく混沌の存在。
こんな人間臭い宇宙人はいねーよ!という声もあるかもしれませんが、果たしていないと断言できるでしょうか?
本作はそんな不気味さもはらんでいる傑作といえるでしょう。

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