目次
映画「ドッグソルジャー」の簡単なあらすじ
- スコットランドのとあるキャンプ場。そこには作家志望の若者と恋人がキャンプをしていた。
- 恋人は若者に「あなたにはこれが必要」と銀のペーパーナイフを渡した。
- その夜、恋人がキャンプで寝ていると狼の彷徨がきこえた。気がつけばカップルの女性が襲われ、作家志望の若者も殺されてしまった。
- 数日後ウェルズ軍曹率いるイギリス陸軍小隊が演習を行っていた。ウェルズは部下のクーパーが特殊部隊の試験に落ちたことを聞いてはげますのだった。その演習そのものは形式的なもので終わるはずだった。
- しかし、演習の途中で救難信号を受けた小隊は救出信号を出した別の部隊を救出するべく向かう事になる。その特殊部隊はクーパーが以前面接した部隊だった。
- 隊長だったライアン以外はほぼ皆殺しにされていた。ライアンは意識がもうろうとしながら「怪物に襲われた」という。
- 小隊は警戒しながら森の中を進んでいく。
- やがて、次から次に小隊の隊員たちが謎の怪物に犠牲になっていくのだった。
- その怪物とは人狼だった。
- そして、ウェルズ軍曹も人狼によって傷をつけられる。
- そこを通りがかった女性科学者メーガンに救われた一行は、寂れた一軒家に逃げ込むことになる・・・。
- しかし、そこは人狼たちの狩り場でしかなかったのだ。
映画「ドッグソルジャー」の結末は?ネタバレも含む
ライアンが人狼に?
一件家の中には住人はほとんどいなかった。幼い子犬のみがそこにいた。次第に傷ついていたはずの軍曹の傷は大した治癒もせずに治っていった。
それはライアンも同じくだった。やがて、家の中にも狼男たちが迫ってくる。次から次に襲われていくウェルズの部下たち。
ライアンはそんなウェルズたちをバカにした態度をとっていく。そして、真実を話す。
「お前たちはただのおとりだ、俺たちの目的は人狼の捕獲だった。」
激怒したクーパーがつかみかかったその時だった、ライアンは人狼に変貌していった。
ライアンに変貌した人狼に剣を突き刺すが、ビクともしない。ライアンは森の中へ逃げると、姿を消した。
メーガンは狼の一族で、ウェルズたちをハメるため家に誘い込んだ?
そして、メーガンもその真実を話した。
「あなたたちについていけば都会に行けると思っていた、でも違った。」
クーパーは呆れたように笑った。
「お前も人狼だったのか。」
メーガンは狼の一族で、ウェルズたちをハメるためにこの家に誘い込んだ。メーガンは人狼の本性をさらけ出そうとするが、直前にウェルズ軍曹に殺される。
ウェルズはガスバーナーで自爆
人狼たちは家の中に侵入を開始、クーパーとウェルズはそれを迎え撃つ。だが、ウェルズもまた人狼への変化に苦しみ始めていく。
「他の仲間を犠牲にするな」
クーパーと子犬を地下室に隠すと、最後まで人間で痛かったウェルズはたった一人で人狼族を道ずれにガスバーナーで自爆する。
ライアンと格闘するクーパー
クーパーと子犬は地下室をさまよううちに一匹の狼男と出会う。その人狼は剣が突き刺さっていた。
あの、ライアンのものだ。
「ライアン、バケモノになったのか。」
クーパーの最後の戦いが始まった。
人狼の圧倒的怪力の前に苦戦する、クーパーだったがその時何かに気がつく。銀色のペーパーナイフだった。
クーパーはそれをつかむと、ライアンだった人狼にそれを突き刺す。そして、射殺してライアンを倒す。
最後に生き残ったクーパーと子犬は呆然としながらも、何とか生存した。
結末
翌日新聞でクーパーたちの部隊が人狼に襲われたことがニュースになるが、それは三面記事であり大きな騒ぎになったのは地元のサッカーチームが勝利したことだけだった。
なんと本作の結末は悪役だったライアンが、人狼になり主人公たちに襲い掛かるというものでした!
ペーパーナイフのくだりは、何と冒頭で殺される無名のカップルのもの。
伏線回収が見事ですね。
映画「ドッグソルジャー」の見どころ
見どころ①無能なキャラクターが出てこない点
この手のパニック映画には誰かひとり無能なキャラが出てきますが、本作に出てくるイギリス軍人たちは極めて有能です。
それぞれがそれぞれの仕事をしてそして死んでいく。
このサバイバルっぷりがたまりません。
見どころ②魅力的なキャラクターたちのドラマ
主人公のクーパーは後に「ローマ」などで活躍するケビン・マクキッド。
クーパーは特殊部隊の面接を受けますが、その試験内容が犬とともに任務を遂行し完了すればその犬を射殺するという残酷なもの。
クーパーはそれができずに夢の特殊部隊入りを果たせませんでした。正義感が強く、誰も見捨てられないそんなお人よしがたまりません。
そんなクーパーたちの上司のウェルズ軍曹も部隊の隊員のよき兄貴分的存在ですが、過去に中東での戦争に参加した際に、仲間を目の前で殺されるという事態にあったことがあるという悲しい過去を持っています。
また本作には悪役もでてきます。
悪役のライアンは最後に自身が狼男になるという皮肉な末路を歩みます。
まさか、彼がラスボスになるとは思いもしませんでした。
映画「ドッグソルジャー」の感想は?
出典:https://tmookysmooky.exblog.jp/29199780/
本作の感想は、まず人狼という古い題材を使いアクション映画に変える製作者が凄いと思いました。
監督のニール・マーシャルは後にハリウッドで活躍しましたね。
映画「ドッグソルジャー」で印象に残ったセリフは?
この言葉は終盤、狼男と化したライアンとの最終決戦の際に苦戦した主人公が活路を見出した時に発した言葉です。
何事もあきらめず努力すれば活路は見えてくるということですね。
映画「ドッグソルジャー」を見た人の感想や評価評判口コミは?
ポジティブな感想・声
「ドッグソルジャー」
山中での演習中に人狼集団に襲われた英国陸軍部隊の死闘を描いたアクションホラー映画。
本作の人狼はハウリング型の二足歩行タイプでCG多様の人狼ではなく着ぐるみを使った特殊メイクのためリアルな人狼に仕上がっている。#映画 #映画垢 #映画レビュー #映画鑑賞 #狼男 #人狼 pic.twitter.com/d2OKfhDi9v— きーちゃん@映画大好き (@keeechan_0512) August 17, 2022
ネガティブな感想・声
ドッグソルジャー、いまいち脚本の辻褄がよくわからないのと、画面が暗いのとカットのつなぎがよくわからないのと全員軍服坊主頭で見分けがつかないのとかいろいろあれはあるけど、人狼と戦うイギリス兵というだけで大勝利なので大丈夫だぞ。
— ねこたろう@邪神フィギュア屋さんC100日曜日東『ピ21a』 (@LOVEorCRAFT) October 7, 2017
まとめ
個人的にこの映画は楽しめましたが、やはり画質が暗いと事が難点にあげられます。
欧米のホラー映画は暗い場面が多いものがありますが、これは少しひどいです。それ以外は本当に素晴らしく、人狼映画のベストではないかと個人的に思います。